石場建て足固め構法
(いしばだてあしがためこうほう)のお店作り
雨の予報を吹き飛ばし
快晴の青空のもと
本日、建て方がはじまりました
石を据え付けた基礎の上に
柱と束を立て
柱の足元には「足固め(あしがため)」という
大きなハリのような役割をする
材料を差し込み
その名の通り
足元を固めます
同じく柱の上の部分は
「差し鴨居(さしがもい)」という
これまた大きなハリの役割をする
材料を差し込み
柱同士を上の方で固めていきます
下側だけ先に差しておいて
箱状に組み立てて
後で上の方を差して…
とは簡単にいかずに
下側を差したら
今度は上側を差して
と上と下をセットで
順番に差し込んでいかないといけません
一本ずつ材木を差し込んでいくと
釘を一本も使わず
木と木が組まれているだけなのですが
どんどんガッチリとしていくことが
肌感覚で伝わってきます
…と、同時に建物が固まっていくなかで
それを少しずつ開きながら
材木を差し込んでいくので
組み上げる順番や
差し込む角度や高さも
手順が進むにつれて
デリケートになってきます
今日はひとまず
一つのブロックが組み上がりました
集中力を保ちつつ
体力勝負が続きます
棟上げがたのしみで仕方ありません!