羊の毛と杉の木の皮の断熱材

断熱材のお話し。

自然素材の断熱材ってどんなものがあるでしょう?

 

わが家では

羊の毛をつかったもの
http://www.itnjapan.com/

杉の木の皮をつかったもの
http://www.shirakami-fc.co.jp/fc2/itiran.htm

を使っています。

 

柱と柱の間に

この羊毛断熱材を敷き詰めていきます。

 

 

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このスキマなく入れていくって

のが大事です。

 

 

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この断熱材はちぎって細かくできるので、

狭いスキマにも小さくちぎって詰め込めます。

 

そして、その柱ごとおおうようにして、

外側にぐるっとボード状の樹皮断熱材を張付けていきます。

 

 

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これであったかくなります。

そして、この羊毛断熱材を

 

 

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床。

 

 

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床下。

そして、屋根にも張っていきます。

家をぐるっと囲んであげるかんじです。

 

樹皮断熱材は樹皮(木の皮)をボード状にして

厚みをだすときにはコーンスターチという

とうもろこしのノリで張合わせたもの。

ですから、土に還ります。

 

羊毛は100%羊毛ってのもありますけど

わが家はポリエステルが入っているものです。

ですから完全に自然素材ってわけじゃないです。

 

あとは、土壁。

これはほんといい。

これはまた機会をあらためてお話ししましょう。

 

話しをもどして、羊毛と樹皮。

自然素材の断熱材の断熱性能が

他の一般的な断熱材と比べて

特別いいってものでもないので

寒さの厳しい長野県では両方で補ってるってことです。

 

そして、最大のメリットは

いわゆる「呼吸をする」

ってことです。

 

最近は高気密高断熱住宅ってのが

多くなってきていますが、

ボクはちょっと違和感を感じます。

 

要はスキマを徹底的になくして、

密封状態にするってことです。

家自体が呼吸ができないので

換気扇で24時間換気して強制的に呼吸をさせる

ことになります。

 

言い方を悪くすれば、

窒息住宅。

 

なんだか不自然ですよね。

わが家は断熱性能はいいですが、

高気密ってわけではありません。

壁が、家全体がじわじわと呼吸をするイメージです。

 

羊毛断熱材、樹皮断熱材、

どちらともとっても

湿気を吸ったり

吐いたりする

ことに優れています。

 

一般的な”細かいガラス繊維の断熱材”は

さわるとチクチクします。

直接さわれないのでビニールで梱包して

それを柱の間に詰め込みます。

 

じわじわ湿気が断熱材に吸い込まれていくと

どうなるでしょうか?

 

2~30年前の家のリフォームなんかするときに

壁を壊してみると

真っ黒になった断熱材がでてくることがあります。

 

湿気を存分に吸ってカビちゃってるんです。

しかも湿気で重くなって下の方に落ちちゃってて、

スキマだらけで断熱材の意味がありません。

 

しかも壁のなかにカビだらけの断熱材が…

ゾッとしますよね。

これが壁内結露です。

カビがじわじわと室内にきちゃうわけです。

アトピーの原因のひとつとも言われています。

 

さて、断熱材が呼吸する素材であったとして、

その壁の内装材(壁紙)が呼吸をしなかったらそこで

呼吸が止まっちゃいますよね。

その壁紙の一般的なものは…

 

ふい~

また長くなっちゃいました。

今回はこれまで!

 

 

 

【土にも人にもやさしい自然素材の家に暮らす。次の記事へ】

木酢液に漬けこまれた木
http://www.engawashoten.com/?p=265

 

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