第1章 ココマデの軌跡
☆4話 運動神経と学力が爆発の小学生。そして、意気消沈…
前回までのお話しはコチラ
●【序章】いよいよ、はじめます。
→ http://www.engawashoten.com/?p=312
●【第1章☆1話】 生い立ち
→ http://www.engawashoten.com/?p=314
●【第1章☆2話】 親の背中をみてきちゃったみたいです
→ http://www.engawashoten.com/?p=316
●【第1章☆3話】 あまあま甘えん坊の幼少期
→ http://www.engawashoten.com/?p=765
今日は、ボクの小学生時代について。
ボクの生まれ故郷は田舎町。
小学校も小さな小学校で、
1学年に1クラスの学校でした。
ですので、1年生〜6年生まで、ず〜っと同じメンバーでした。
ボクのクラスは38人。
それでも多い方で、ボクの一つ下の学年は
18人くらいだったかと思います。
今ではこの小学校はなくなっちゃいました。
校舎は幼稚園の園舎として使われてみるみたいですけど。
子どもが少ないみたいで、他の小学校と合併しました。
母校がなくなっちゃうってのは、やっぱりさみしいもんですね。
でもちっちゃな学校でよかった点もありました。
まずは人数が少ないので、なんでもかんでもやることになるですよね。
例えば部活動。
4年生くらいからは、ほぼ全員参加。
夏は野球、冬はサッカー。
陸上大会が近くなると特設陸上部にマラソン大会。
女子は、夏はソフトボール、冬はバスケ。
それ以外の活動でも、
少年消防隊や吹奏楽のコンクール。
少年の主張的な作文発表…
とにかく、イヤな人も得意な人も
ほぼ強制的に参加!でした。
おかげさまでイロイロ経験させていただきました。
幼少の頃から大自然の中で走り回っていたので、
ボク自身は運動は大得意でした。
ので、部活動はそれ程苦痛ではなかったんですけど。
苦手な子や運動が苦手な子にとっては
苦痛以外のなにものでもなかったでしょうね…
ちょっといやらしい感じになっちゃいますけど、
ボクは運動も勉強も得意でした。
短距離も長距離もいつも一番。
テストもどの教科もほぼ90点〜満点。
通信簿もオール5を何度もとったことがあります。
特に算数が得意。
担任の先生に、
6年生の卒業間近のある日の朝の会の時に
みんなの前で発表がありました。
「すごいことがわかったぞ!正寿(ボクの名前です)の
この2年間の算数のテストが全部100点だったぞ!」
と言われたました。
ボクも意識はしてなかったんですけど、
それを聞いたときはホントにうれしかったですね。
それでいて天狗な態度をとるわけでもなく
謙虚でいい子(笑)
ホントに優等生だったわけです。
いやらしい子どもで、心の中では天狗になってましたけど…
とにかく典型的な優等生だったので、
先生にとっても怒ったり、
注意しにくい生徒だったんでしょうね。
とにかくチヤホヤされて、たくさん褒められました。
おかげで、やることなすこと全部うまくいって、
たのしくて、また褒められるのがうれしくて、
どんどんどん運動も勉強も好きになっていきました。
運動に関してはとにかく走るのが得意で、
正直ボクは無敵だと思っていました。
なんだかものすごい自信とエネルギーに満ちあふれる瞬間があって、
今なら誰と競争しても、へたしたら大人と走っても勝てる!
と根拠のない自信とアツイ気持ちになるときもありました。
しかし…
そんな満ちあふれる自信と心の中の高〜い天狗の鼻は
いとも簡単にへし折れてしまいました…
小学校で無敵だったボク。
当然、特設陸上部に選ばれ、地区大会に出場することになりました。
50m走の代表になりました。
こりゃ〜、簡単に優勝して県大会だな〜、と思ってました。
結果、惨敗…
予選落ちだったかな?
とにかく惨敗。
あまりにショックで結果も覚えていません。
しかも、ダントツの速さで優勝したのが学年が
ひとつ下のボクよりも身長の低い子でした。
いや〜、
マジでへこみました。
本気で無敵だと思ってたんで。
なんだか、急に自分が恥ずかしくなっちゃって…
そして、追い打ちをかけるように、
成長痛ってやつに襲われました。
足の付け根のあたりがとにかく激痛で、
全く走れなくなっちゃったんです。
歩くのもつらくて、ましてや走るなんて…
それまで誰にも負けなかったのに
手抜きで走ってるんじゃないかってくらい
ピョコピョコ走りしかできなくなっちゃたんですよ…
ホントにそれまでどうやって走ってたのか
走り方まで忘れちゃいました。
しかもしかも、ボクのガンはもうひとつ。
当時はファミコン全盛期。
ボクはゲーマーと呼ばれてもいいくらい、ゲームに夢中でした。
大好きで大好きで、朝学校に行く前に早起きをしてまでやってました。
ゲームをやりたいがために、家に帰ってとにかく
ソッコーで宿題を終わらせて、
ゴハンをかき込んで、
お風呂にチャポンと入って、
完全にやることを終わらせて
誰にも文句を言わせない状況をつくって
ゲームに没頭…ってかんじでした。
おかげで視力が著しく低下しました。
これは今でも悩みです。目は大事ですね。
子どもながらにメガネはなんかかっこ悪くて
つけたくなくて、見えないのにガマンしてました。
親にも見える!っていい張ってました。
視力検査の結果がきても、メガネは絶対ヤダ!
って、意地でもつけませんでした。
目が悪い方はわかると思うんですが、常に世界がボヤけてる感じです。
なんだか見えないんで、他の子が楽しそうにしてることも楽しくないし、
表情もわからないからうつむいててボソボソしかしゃべらないし、
野球をやってもボールが見えないし…
とにかくどんどんどんどん、ふさぎ込んで暗ーい小学生になっていきました。
トドメは鬼の担任の先生!
今となってはホントに感謝していますが、
とにかくコワくて、コワくて。
しかも、ボクの大っ嫌いな「連帯責任」ってのがよくありました。
オレはなんもしてないのに…
注意しないのが悪いってやつです…
もー、怒られた日からは、その怒りがおさまるまで何日もかかるので
学校に行くのがイヤでしたね〜。
家に帰っても生きた心地がしなかったです。
明日、学校行くのヤダな〜って…
そんなこんなでどん底。
オモシロくない!
ツマラナイ!
ヤダヤダヤダ!
で、ますますゲームに熱中していきました。
それでもガマンにガマンを続け、卒業。
結果的に皆勤賞でした。
ちなみに、中学、高校も皆勤賞。
ツマラナクテも、イヤでも、コワくても
なんだか途中で途切れちゃうのがイヤで、
意地でも行きました。
6年間って、ホントに永い期間ですよね。
コレをホントに楽しい!って思って、
自分からどんどん積極的にイロイロやってみよう!
ってチカラを出してあげられたら…
きっと爆発的な能力を発揮するんでしょうね。
前回のお話しの繰り返しになりますが、ボクが親としてできること。
それは、子どもたちを伸び伸びと羽ばたける環境にいさせてあげること。
そして、逃げ道をつくってあげること。
これくらいしか、ないかなって思ってます。
イロイロな意見があると思いますけど、
ボクはあまあまでいいと思ってます。
その子の存在を認めてあげて、褒めてあげること。
そして、なにがあっても受け入れてあげること。
間違ったことだけしなければ、怒る必要はないと思います。
そんな、意気消沈のまま小学校卒業。
そして、それは中学校まで引っ張っちゃいます。
ますますふさぎ込んでいくことになります…
次回はそんな中学生時代。
おたのしみに!
【☆5話】落ちに落ちた中学生。ソコ(底)から急浮上! へ
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