鳴き声に隠された猫のホンネをズバリ!

猫はあまり鳴かないと

思っている人が多いかもしれませんが

じつはとても饒舌。

 

多彩な鳴き声によって

自分の気持ちを主張しています。

 

しかし猫間のコミュニケーションにおいて

声は重要なものではありません。

 

人間と意思疎通を図るために

鳴き分けていると言われています。

 

鳴き声にこめられた猫の感情。

 

今回はそこにスポットライトを

あててみたいと思います。

 

■猫同士が会話する理由は2つ

 

猫と猫が交流するときに

メインとなるのは「匂い」です。

 

口のまわりや

お尻の臭腺を嗅ぐことで

年齢や体調などといった

相手の情報を得ます。

 

お互いの体臭を嗅ぐ行為自体が

猫にとっての挨拶でありマナー。

 

初対面の猫同士になると

自分の匂いを嗅がせまいと奮闘します。

 

猫同士が声で会話するのは

母子がお互いの存在を確認するときと

威嚇をするときの2パターンです。

 

飼い主に鳴きかけるのは

子猫気分で甘えている証拠なのです。

 

またメス猫よりもオス猫

多頭飼いよりも1匹飼いの猫は

よく鳴く傾向にあります。

 

猫の種類によっても違いがあり

シャム猫はとくにおしゃべりな性格。

 

対して長毛種は大人しく

あまり鳴かない猫種と言われています。

 

■鳴き方から気持ちを読みとる

 

短く鳴くとき

 

「ニャッ」「キャッ」など

短く鳴く場合は

嬉しい気持ちを表現しています。

 

これは社交的な猫に

多い鳴き方だそうで

親しみをこめて鳴きます。

 

ただし撫でている途中で

急にこの鳴き方をしたときは

不満を訴えているので要注意。

 

触られることに違和感を感じているので

どこかに痛みがあるのかもしれません。

 

高い声で長く鳴くとき

「ニャーン」と頭をすり寄せてきたら

かまってほしいサインです。

 

遊んでほしい、甘えたい

といった感情が高まっているので

思いきり甘やかしてあげてください。

 

逆に低い声で強く鳴くのは

何かを催促していたり

不満があるときの鳴き方です。

 

声に出さずに鳴くとき

 

「サイレントミャウ」

と呼ばれる鳴き方で

子猫が母猫に対して見せる行為です。

 

口は開いているのに

声はほとんど聞こえず

猫にしか聞こえない周波数で

鳴き声を発しているのだそうです。

 

親とはぐれてしまったときなどに

子猫はこの方法でSOSを出します。

 

不安を感じているときにも

この鳴き方をしますが

主にリラックスしていて

甘えたいときに見られるものです。

 

威嚇のために鳴くとき

 

「シャー」「フー」と鳴きながら

毛を逆立てているのは威嚇の合図。

 

猫同士のケンカで

よく耳にするアレです。

 

怒っているときだけでなく

恐怖や痛み、驚いたときなども

シャーシャー鳴きます。

 

気が弱く臆病な猫ほど

威嚇行動が多くなります。

 

目を合わせないように無視することで

こちらに敵意がないことを伝えましょう。

 

落ち着かせようとして

猫を見つめながら近づくのは逆効果です。

 

■言葉も大切なコミュニケーションツール

 

今回挙げたもの以外にも

猫はさまざまな鳴き声で

私たちにアプローチしています。

 

もちろんシチューションによって

意味合いも大きく変わるので

表情や仕草なども含めて

読み取ってあげてください。

 

猫は私たちが思っているよりも

頭がよくて感情豊かな生き物。

 

普段から話しかけてあげることで

あなたの気持ちも必ず伝わります。

 

たくさん会話して

さらに深い関係を築いてみてください。

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