消滅集落の美しい棚田をもう一度見ながらビールを呑みたいプロジェクト

住人、ボクの相棒ただ一人。

別所温泉の奥の奥、嶽ノ尾(たけのお)集落。

むかーし、むかしは棚田が見事で、

それは、それは美しい景色だったそうな。

人が住まなくなった現在はその姿は変わり果て、竹林にのみ込まれ、

廃墟と化した茅葺きの民家は、

まだ人が住んでいるかのように家具が置かれたままなのに、床から竹が生えてきてて…


そのまま持ち上げられてツリーハウスになっちまうんじゃ…なんてウワサが流れる始末。

 

「ボクたちが生きているうちに、もう一度その棚田の景色を見てみたい。」

 

そんな相棒のアツイ想いに引き寄せられて、

アツイ、アツイ、アツクルシイ方たちが、少しずつ、少しずつ増えてきて。

いつの間にか、こんな大きなうねりが起き始めました。

 

山から流れてきた水が行き場を失い、土にガスが溜まり、青く異臭を放っていた土。

 


棚田の両側に水路を掘り、水を溜めて苦しそうにしていたのを解放してあげました。

サラサラと小川のように流れだした水。

 

その流れる水音を聞いているだけで、気持ちよさそうな大地の声が聞こえてくるようです。

ジメッとしていた空気から、明らかに気が良くなってきました。

 

さあ、変態ばかりが集まるこのプロジェクト。

今後がますます楽しみです。

 

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