住人、ボクの相棒ただ一人。
別所温泉の奥の奥、嶽ノ尾(たけのお)集落。
むかーし、むかしは棚田が見事で、
それは、それは美しい景色だったそうな。
人が住まなくなった現在はその姿は変わり果て、竹林にのみ込まれ、
廃墟と化した茅葺きの民家は、
まだ人が住んでいるかのように家具が置かれたままなのに、床から竹が生えてきてて…
そのまま持ち上げられてツリーハウスになっちまうんじゃ…なんてウワサが流れる始末。
「ボクたちが生きているうちに、もう一度その棚田の景色を見てみたい。」
そんな相棒のアツイ想いに引き寄せられて、
アツイ、アツイ、アツクルシイ方たちが、少しずつ、少しずつ増えてきて。
いつの間にか、こんな大きなうねりが起き始めました。
その流れる水音を聞いているだけで、気持ちよさそうな大地の声が聞こえてくるようです。
ジメッとしていた空気から、明らかに気が良くなってきました。
さあ、変態ばかりが集まるこのプロジェクト。
今後がますます楽しみです。