セルフビルドパートナー・DIYサポーター☆お手伝いの記録/施工事例 Vol.002
長野県御代田町
車通りの多い通りから一本路地に入ると
時間が止まったかのように
心がゆったりと静まり
気持ちが落ち着く
気持ちのいいお寺があります
ボクと同年代の住職
気さくで穏やかな方で
お話しをしていても、とても気が合い
気持ちのいい方です
実はこどもたちが、うちのボウズたちと同じ
軽井沢のもりのようちえんでお世話になっており
ボウズたちをよく預かってもらい一緒にあそんでもらっています
今回は、このお寺の敷地内のご自宅でDIYのお手伝いをさせていただきました!
PCデスクを自分で作ってみたい!
とのご相談
白を基調としたインテリアにまとめてあり
置いてあるひとつひとつの小物からも
やさしさが伝わってきます
この雰囲気をジャマしないような
そんなPCデスクをご提案できれば…
と考えてみました
手触りの良い無垢の木の板を使って
木のぬくもりとやさしい色合いの
PCデスクができればとご提案させていただきました
引き出しは作らずに
無印良品のカゴやBOXを入れて引出しがわりに
ちょうどそれが入るように設計してみました
今回は無垢の木の板を調達するところから
机に使う木なので
やわらかい針葉樹の木よりも
すこし堅めの広葉樹の木がいいかな…
と予算との兼ね合いも考えながら
材木屋さんに足を運び相談してきました
今回、相談におじゃましたのは
長野市の鎌倉材木店さん
広ーい敷地に
整然と材木が並んでいる姿を見ると
すがすがしい気持ちになります
いろいろ相談した結果
今回は、アサダという木を使ってみることにしました!
原板(荒く挽いた状態の板)で購入し
これを板材に製材していきます
今度は原板を持って家具職人さんのところへ!
お願いにおじゃましたのは
上田市のトモロウ工房さん
まずはプレーナー(かんながけ)
表面がツルツル、ピカピカになります
アサダの表情と色味が見えてきました
いい色☆彡
皮の付いている木の耳の部分をカット
机の奥行にあわせて
無垢の板を剥ぎ合わせて
一枚の板にします
これを巾剥材(はばはぎざい)といいます
おもしろいマシーンが登場
こんな溝があきます
ビスケットといいます
食べられそうですが
食べれません
ボンドを塗って
こうやって木の板と板を剥ぎ合わせます
水道管で作ってある
おっきなクランプでガッチリと締め付け
はみ出たボンドをふき取り
しっかりと接着するまで締め付け続けます
棚板など、ほかのパーツになる板材も巾剥材にしてもらいました
これでDIYの準備OK!
さあ、お寺でDIYスタート!
まずは巾剥材にサンダー(電動のやすり)をかけて
表面をツルツルにするところから
濡れた雑巾で表面を拭くと
木の毛羽立ちが浮き上がってきます
これを滑らかにしてあげる作業です
夫婦でDIY
息もぴったりです
棚板を固定する部分に両面テープを張って
仮組みの準備をしているところです
仮組みをして棚の部分をクランプで固定しました
奥さまもDIY
丁寧なサンダー掛けです
棚の部分ができて
さらにパーツを付けたし
全体像が見えてきました
さあ、もう一息
仕上げに入りましょう!
かたちが見えてくると
こどもたちの目の色もかわってきます
ビスを打った穴はダボで埋めて
見た目もかわいらしくなります
お好みで角の部分の面をとって
肌触りをなめらかに
家族でDIY!
仕上げに未晒し蜜ロウワックスを塗り込んで、完成!
蜜ロウワックスを塗ると
木の色味がぐっと際立って
その樹種特有の色が出てきます
このワックスを塗り込むときの色味の変化が
完成目前の気持ちの高ぶりとあいまって
なんともいえないくらい気持ちいいんですよ~!
アサダの無垢の木の板で作ったオリジナルのPCデスク
色合いと木目の質感がとてもきれいです
使い込んでいくなかでの
木の馴染んでいく変化を見るのも
またたのしみのひとつです
セルフビルドパートナー・DIYサポーター☆お手伝いの記録 Vol.002】
「PCデスクをDIY!アサダの無垢の木の板でオリジナルの家具作り。」
DIYサポート[設計・積算・材料/業者手配・施工補助]:えんがわ商店(長野県佐久市)
木材[樹種:アサダ]:鎌倉木材店さん(長野県長野市)
巾剥材製作:トモロウ工房さん(長野県上田市)
未晒し蜜ロウワックス:小川耕太郎・百合子社さん
【お手伝いのお礼★感謝!】
とにかく穏やかでやさしい気持ちにつつまれた
ご家族と場と時間
一日がかりの机作りDIYでしたが
ゆったりと流れるときを
共に創れたことに感謝の気持ちでいっぱいです
相も変わらず打ち合わせのときはまた
おいしい食事とお酒をごちそうになってしまったわけですが…
また完成お祝いパーティーをたのしみにしています!
ありがとうございました!