いよいよ第5話目ということで
Vol.1 心構えと準備編は今回が最終話です!
次回からは実際にやってみよう!
になっていきますので
準備はもう一息
がんばっていきましょう!
さあ、今回は
とっても便利な道具で
使い方に慣れてくると
早く、しかもきれいに作業ができる
電動工具について
実際に作り始める前に
少しだけ触れておきたいと思います
このコラムにおいては
基本的には第三話でお話ししました
→「ひとまずこれでOK!お気に入りの7つの道具をそろえよう!」
の、7つの道具で作れるように解説していきたいと考えています
ですが、電動工具を使えるようになると
DIYにおいても作れるもの、できるもの
が一気に広がります
ある程度、作業に慣れてきたら
少しずつでもいいので
電動工具をそろえて
使い方を覚えていくと
作業も楽になって
次へのチャレンジのモチベーションアップにもつながりますので
ぜひぜひ、導入をおすすめしたいところです
でも、ちょっとまってください
電動工具はとっても便利な道具なのですが
とっても危険な道具でもあります
ちょっとした気の緩みや
ちょっとした手元の狂いによって
簡単に大ケガへとつながってしまうような
極めて危険な道具たちばかりです
私もヒヤッとしたり
実際に痛い思いをしたことが
何度もあります
今回はあまり楽しいお話しではないかもしれませんが
「電動工具は非常に危険な道具」
ということを
DIYにチャレンジする前に
どうしてもあなたにお伝えてしておきたかったので
心構えと準備編の締めくくりとして
このお話しをさせていただきたいと思います
どうぞ、お付き合い下さい
電動工具には便利なものがいろいろありますが
ここではDIYでもっとも使える電動工具
3つに絞ってみたいと思います
まず一つ目
電動丸ノコ
名前の通り
電動で木材などを切ることができる
丸い刃の付いたノコギリです
これはもー、かなり便利!
DIYにおいてもっとも大変な作業は”切る”こと
複雑なものを作るときほど
のこぎりを動かす回数が多くなっていきます
電動丸ノコが使えるようになると
一気にDIYも快適になります
使う回数も多い道具になりますので
どんな危険がひそんでいるのか?
それを知ったうえで使い始めましょう!
のこぎりの刃が高速で回っているわけですから
指や足などが触れればあっというまに大ケガです
電動工具の危険なところは
自分の力以上の力が道具から生まれるので
力のかかり方がズレると
自分でも制御できない力がかかり
道具自体が暴れだすことです
この丸ノコではキックバックという現象です
丸ノコの刃がスムーズに切れているときはいいのですが
材料に刃が挟まれたりして
刃の動きが悪くなると…
丸ノコがバシン!
と自分の方に跳ね返ってくることがあります
特にやってしまいがちなのが
下のような場合
次のようにして
丸ノコの刃が挟まれないようにしましょう
この場合以外にも
切り方が曲がっていたり
刃が傾いて切っていたりすると
刃が挟まってキックバックを起こすことがあります
使い方に慣れてきたとしても
いや、むしろ慣れてきて気が緩んできたときが危険
ケガ防止の対策としては
キックバックが起きるものだ!といつも心構えをしながら
意識して作業をすること
が一番だと思います
油断が一番のケガのもとです
そして、二つ目の電動工具は
電動ドリルドライバー(インパクトドライバー)
これは7つの道具でもご紹介しましたが
とても便利な電動工具
一台は準備したいDIYの必須アイテムです
他の電動工具にくらべて
スパっときれるような刃が付いていないので
安全な道具…と思いますが
やはり危険は潜んでいますので
気は引き締めて使いましょう
私もやってしまったのですが…
ビス(ねじ)を打ち込むためには
力を加えながらビス(ねじ)を押し込んでいくのですが
特に長いビス(ねじ)は強い力を加える必要がでてきます
まっすぐ、スムーズに力を加えていかないと…
ビス(ねじ)からドリルドライバーが外れて
材料を抑えていた自分の手に向かって…ブスッ!
見事に自分の左手親指の爪に血豆ができました
爪だったからよかったのですが
皮膚のところに当たれば
ドリルドライバーの先端は尖っていますし
渾身の力が先端にこもっていますので
大ケガにつながります
比較的安全な電動工具
というイメージもありますが
実はこれでケガをすることも多いので
注意が必要です
そして最後にちょっと変わった電動道具をご紹介
マルチツールという道具
先端の刃の部分が替刃になってまして
たくさんのいろいろな種類の刃が用意されています
これは木を切るための刃
ビーン!と横に振動するように高速で動くので
木に刺すようにして切り込みを入れたり
切ることができます
DIY初心者には使いやすく
強い味方になるかと思います
他の工具にくらべても
比較的安全に使える工具であることも
ポイントかと思います
とはいっても
やはり切れ味の鋭い刃が
高速で動いていることには変わりないので
使用の際には十分に気をつけましょう!
以上、今回は3つだけになりますが
DIY初心者にとって
あるととても便利な電動工具について
ご紹介しました
とにかくケガ防止のためのもっとも大切なことは
一、危険な道具である、ということを忘れずに
一、どんな危険があるのかを知って
一、慣れてきたときこそ、気をつける
ことだと私は自分に言い聞かせています
使いこなすと
一気に効率も仕上がりも良くなり
次へのモチベーションも上がる
とても強力な味方
電動工具
とにかくジャジャ馬だ、ということを忘れずに
うまく付き合っていきましょう!
さあ、次回からはいよいよ実践!
かんたんな木箱から
一緒に作っていってみましょう!
心構えと準備はオッケーでしょうか?
おたのしみに!
共に創り、友になろうよ!