基本的に僕は喋るのが苦手だ。
一人で悶々と考えている時間が好きだし、
家でも家族の前ではほとんど喋らない。
周りからは子どもたちにも優しいお父さん、
という見られ方をされることもあるが、
残念ながらそんなことは全くない。
家族とはほとんど会話もしないので、何を考えているのか分からない、
変な親父であることは間違いないだろう。
僕は一人が好きだし、家では少しでも時間があれば、
自分の部屋にこもってPCに向かう。
黙々とシゴトをして、疲れたらすぐ隣にある布団に寝転がって、
スマホを眺めたり本を読んだりしている。
もし働かないで良いのであれば、
僕はきっと家から一歩も出ずにニートと化すのだろう。
そして、何よりも睡眠が大好きだ。
冗談抜きで毎日10時間くらい寝ないと、
その日は一日中なんだか眠くて眠くて仕方がない。
誰かと話しをしていても、
眠さが残っていればどうしてもうわの空になってしまう。
僕にとって睡眠欲が何よりも最優先なのである。
そんな僕がセルフビルドパートナーという役割で、
そのオンラインコミュニティの運営を本職としているので、
冷静に考えてみると自分でも笑ってしまう。
誰よりも率先して、
より多くの方と、より細やかなコミュニケーションを取ることが、
僕のシゴトなのである。
めんどくさいことに、僕は一人が好きなくせに寂しがり屋である。
本当に一人になって、山に閉じ込められたとしたら、
寂しさに耐えられなくなって、
片っ端から知り合いにLINEをしまくるかもしれない。
周りにとってはホントにメンドクサイ、、、なんとも迷惑な人間である。
そうか、、、僕は寂しがり屋なんだ。
だからコミュニティの運営をしているのかもしれない。
これがシゴトにできているから、僕という人間は、
一応それなりにまともに成り立っているのかもしれない。
喋るのが苦手な僕も、
シゴトをきっかけとした繋がりと会話は、
楽しくて仕方がないのである。
だから僕はセルフビルドを建築としての枠組みだけでなく、
「暮らしのセルフビルド」という、より大きなテーマに、
広げたがっているのかもしれない。
「えんがわラボ」の活動は、
僕のシゴトというよりも、
僕のライフスタイルそのものなのかもしれない。
「口の立つやつが勝つってことでいいのか」頭木弘樹/著
そんな僕に勇気をくれた一冊。
それでも、別にいいんじゃない?と、
そんな変な僕を認めてもらえた気がした。
そのままでもいいんだよ、と背中を押してもらえた気がした。
”仕事だけでなく、人間関係でも、家族関係でも、自分ひとりで考えるにも、言葉はとても大切だ。言葉を使うことこそ、人間の特徴なのだから。
「ちゃんと言葉にしてくれないとわからない」と相手に不満を抱いたり、逆に「この気持ちは、とても言葉になんかできない」という思いを強く抱いたり。そういう経験のある人は少なくないだろう。
「言葉にしないとわからない」×「うまく言葉にできない」という問題は、じつは日常的につねに起きているのではないだろうか?
あなたが感じている生きづらさは、言葉にも関係していないだろうか?”
[本書より抜粋]
それでいいんじゃない?
僕もそう言ってあげられる人になりたい。
誰もがそう言ってあげられる緩やかなコミュニティを作りたい。
「えんがわラボ」はそういうコミュニティであり続けたい。
セルフビルド。
自分で作る、自分と暮らし。
セルフビルドって、あらためていい言葉。
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