奇跡のむらの物語 〜1000人の子どもが限界集落を救う!〜

きのうは晴耕雨読の雨

 

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だったので読書の話題

・・・と思ったら

今日は快晴

 

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こんなステキな場所が

近所にあることがわかりました

 

昨日この話題にふれればよかったんですが・・・

まあ、晴れでものんびり読書はいいってことで

今日はこの本

 

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「奇跡のむらの物語 〜1000人の子どもが限界集落を救う!〜」農文協

 

ボクの子どもたちは

軽井沢の森のようちえんにお世話になっています。

 

その森のようちえん主催で

毎年、希望者は

長野県泰阜村(やすおかむら)に

子どもたちと親も一緒になって

一泊二日で陶芸の旅に行きます。

 

そのときに宿泊、陶芸教室でお世話になるのが

この本に登場する

泰阜村の暮らしの学校「だいだらぼっち」

なんです。

 

ボクも毎年は行けずに

一度だけ参加しました。

そのときの作品がコチラ。

 

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手前の一輪挿しがボクの。

奥の湯のみがボクの奥さんの。

手前のハンドルがこどもの作品です。

 

なかなかいいでしょ?

 

では

本にもなってしまう

この暮らしの学校「だいだらぼっち」

とはなんなのでしょうか?

 

べつに陶芸体験をするための

宿泊施設であるわけじゃ〜

ないんです。

 

ココは

全国から集まった子どもたちが

暮らす山村留学の宿舎なんです。

 

子どもたちはココで

年間を通して共同生活を営みながら

村の小中学校へと通います。

 

食事をつくり

薪風呂を沸かし

掃除や洗濯など

生活の一切を

子どもたちが自らの手で行います。

 

暮らしのなかでケンカは当たり前

困ったことは多数決を用いないで

納得のいくまで話し合って解決する

 

ストーブや風呂の燃料は全て薪

その薪も許可を得て村の里山に入り

地元のお年寄りと一緒に間伐作業をして確保する

 

田んぼや畑で

稲や野菜を育て

基本的な食材は確保し

 

敷地内の手づくりの登り窯で焼いた食器で

ごはんを食べる

 

こどもたちが共同生活をとおして

まさに自給自足の生活を営む場

それが暮らしの学校「だいだらぼっち」

なんです。

 

すごいですよね。

たぶん大人でもできない

まさに自給自足の生活。

 

ヨソモノ

であり

若者

である小さなNPOグリーンウッドが

人口1900人をきった限界集落の村に根を張り

山村教育をはじめたのが25年前

 

コノ本は

その小さなNPOが子どもたちと一緒に

「19世紀の村」と揶揄された山村において

「教育」から村を巻き込み大旋風を起こし

限界集落を救い

地域再生を成し遂げた

奇跡の物語です

 

機会があればゼヒ一度読んでもらいたい本です。

 

ボクは

その「覚悟」

に圧倒されました。

 

大人も子どもも村人も

そのひとりひとり全員の

「覚悟」

 

それが奇跡のむらの物語を

作り出したのだと思います。

 

読み終えた後

アツいアツい気持ちが胸に残りました

勇気を与えてくれる一冊です。

 

最後にココロに響いたフレーズを。

「教育」とは、なにか?

「学び」とは、なにか?

子どもたち、おとなにとって

本当に大切なことはなにか?

 

「腑に落ちる学び」ここにあり

 

 

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