解体工事で回収した古材の釘抜きをして洗う。
B級品の訳ありの外壁板にウッドロングエコを塗りエイジング風に塗装する。
どちらの作業もなかなか手間の掛かる作業ですが、
クセのある材料も、
ひと手間をかけると見違えるように魅力的な材料に様変わりしていきます。
何よりも手間を掛けた分、
なんともいえない愛着が湧いてくるのです。
このひと手間。誰かにやってもらう、のはホントにもったいない。
自分でやるから意味があるような気がしています。
古材なんてホコリまみれで、古臭いにおいがして、汚れてて…
おそらくそんな状態で使われたら誰だって腹を立てるでしょう。
「こんなゴミみたいな材料を使って~!」と。
誰かに洗ってもらっても、ホコリや砂が残っていたりしたら、
「もっとキレイに洗ってよ~…!」
と言わないにしても、思ってしまうかもしれません。
洗う方は面倒なので適当に洗うかもしれません。
B級品は節が抜けていたり、ひび割れがあったり、
ヤニがたっぷりと出てたり…
これもおそらく、勝手に使ったら怒られるでしょう。
もしくはそういうものだと理解していたつもりでも、
張ってみたらやっぱりひび割れが気になる…
ということにもなりかねないでしょう。
自分自身でひと手間を掛ける。
これがとても大切な気がしています。
自分で釘を抜き、自分で洗い、自分で塗装する。
その過程を繰り返すうちに、
クセのある材料たちがどんどんカワイイやつに見えてきます。
これ、ほんと不思議。
やってみて下さい。
自分自身が納得すること。
それがセルフビルドなんだな、きっと。